わがうちの吟遊詩人心病みどこへともなく行ってしまった 暗室の現像液の最中〔さなか〕より浮かび迫り来る あなたが好きだ 宿酔の朝環状線に乗り続ければきみのところに辿り着けるかな ああ今年はいったいだれに頼れよう鬼門の月はふたたび来たり
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