グーグル・トレンドによる、アニメを中心とした各メディアの比較

グーグルの新しいサーヴィスを活用した興味深い記事。僕の消費量及び影響力は「漫画≒小説>>アニメ>>>ゲーム」なので、それとは逆に近いこの結果はなかなか興味深い。

ただ、グーグル・トレンドを用いた比較方法に関して、少し気になった点があるので下に記す。

まず、ゲーム原作アニメの比較に関して「Fate強すぎ。」とあるがこれは "Fate" という単語が英語の普通名詞であることが考慮されていない。そこで地域を日本に限定して比較してみたところ以下のような結果が得られた。

――Google Trends

この検索結果では、"Fate" は平均値こそ最も高いが決して圧倒的ではなく、部分的には他の作品に抜かれさえしている。尤もグラフの推移の仕方は、全地域のものをそのまま縮尺しただけといった感じでそれほど違いはないので、『フェイト』の人気がメディア・ミックスによるものではなく、ゲーム単体でのものだということに変わりはないだろう。

またついでに、各メディアに原作を持つアニメ作品と、原作を持たないアニメ作品の比較も行ってみた。その結果は以下の通りである。

――Google Trends

この結果を見る限りではゲームが優位だが、この辺りはメディアのよりも各作品の問題なので、比較する作品の選抜が異なれば、また違ってくるだろう。