私の存在様態は、当局によって禁止されている
私の存在様態は、世界において絶対的に異端である
私の存在様態は、かれらの存在様態と矛盾的であるかれらの存在様態は、閉じた調和を求めていた
かれらにとって私は存在の危機であった存在以前の私は、存在以前のかれらと同質であった
かれらは存在の開始と共に、帳簿に載せられた
私はその帳簿に載せられていない
当局は私を帳簿に載せえないかれらと私とが接点を持つこと、それ自体がなくてしかるべきようなことであり
(このかれらの言葉による詩自体が、全く奇跡的である)
しかしそれは紛れもない現実であるがゆえに、私とかれら双方にとって危機である当局は目下、私の存在を実際的に停止する方法を探しいるらしい
私はそれが見つけられないことを知っている
自評(2007年8月26日追記)
私には物語的想像力が欠如している。そのため私はこの詩を、私が望む形で完成させることができない。