ダリ展

学部の友人裳野氏と、サントリー・ミュージアム天保山]へ『ダリ展』を見にいってきた。

僕はそれ程 Salvador Dali が好きではないな、ということの確認という部分も多かった。

しかしやはり実物を見ると、例えば Dali の絵のマティエールはのっぺりした感じのものが結構あるけれども、そこには「のっぺりとした立体感」とでもいうべきものが感じられる、ということが分かる。また、Dali の絵に見られる細さは、量的な細さであると同時に、質的な細さである、ということも、再確認できた。

気になった作品は、晩年の作品である、« Apparition du Visage de l'Aphrodite de Cnide dans un Paysage »〔『クニドスのアフロディテの出現』〕。この作品には、なにか消化しきれない〈分からなさ〉を感じた。ダブル・ミーニングなどは、別に分からなくてもいいや、と思うのだけれども、この〈分からなさ〉は奇妙だった。

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mixi 2007年5月3日

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サルバドール・ダリ サルヴァドール・ダリ 創造する多面体 Suntory Museum