2008-08-15 倦怠と覚醒の夜 詩歌 躰は奇妙に怠く わたしの四肢に嘔吐を迫る 身体の認識は侵され グロテスクに変容する 混沌の塊がわたしを囲み しかしそれはわたし自身の造形でもある 流線型に感覚される後頭部は わたしに成りそこねた臓物を溜め込んでいる 倦怠と覚醒に苛まれる暗闇の夜 全ては私でありながら異物