リンク・フリー(4)

リンク上等!

[「儀礼的無関心対象サイト」バナー]
[「リンク上等!」バナー]

「リンク・フリー」について色々と調べているうちに、「ARTIFACT」に「リンク上等!」という興味深い記事があるのを見つけた。この記事において、儀礼的無関心対象サイト/当サイトはひっそりと運営しています。1000以上のアクセスのあるサイトからのリンクは御遠慮下さい!というバナーと、リンク上等!/当サイトに対して儀礼的無関心は不要です。ディープリンクアンリンクはご自由に。というバナーが提示されいて*1、これらによって被リンク側の基準を明示してはどうか、ということが提案されている。

この文章は、リンクする側の閲覧者数の多寡に拘わらず、趣味運営的ウェブサイトに対するリンク全般に関するものなので、「儀礼的無関心対象サイト」の方にはこれ以上言及はしない。ただ、このバナーの意図するところが、制限でなく配慮の願いであるということに関しては、下の記事に書いた、リンク制限に関する僕の考えと通じる部分があるのではないかと思う。

「リンク上等!」の方に関しては、「リンク・フリー」に代わる、「リンクはご自由に」という宣言の候補として、なかなか優れているのではないだろうかと思われる。「リンク・フリー」からは、「事前にリンクを許可しておく」といったニュアンスが感じられる場合があり、結局のところ「リンクを貼る場合は許可を取るべきだ」という考えから完全に抜け出せていない部分があるように感じられるが、「リンク上等!」という宣言からは、いわば「リンク許可制などくそくらえ」とでもいった意思が込められているような感じを受ける。

また「リンク上等!」であれば、「リンク上等だが、報告はしてくれ」といったことも矛盾なくいうことができるだろう*2

とりあえずこのブログでは、この「リンク上等!」を採用し、「リンク上等!」を宣言した上で、リンクの際は報告を希望するといった記述にしておくことにする。

関連ウェブ・ページ

*1:この他に「儀礼的無関心実行中」というバナーもあるが、今回はそれ程関係がないので注釈で述べるに留める。

*2:例えば「喧嘩上等」という言葉における「喧嘩」は、どのような喧嘩でもよいという訳ではなく、それが正々堂々とした喧嘩であることが期待されていると感じられる。つまり「○○上等」という言葉には、相手が何らかの道に則った○○を行うことに対する期待が込められているのではないだろうか。