2009-06-01から1ヶ月間の記事一覧

俳句

朝の酒白む空抱き飛んでいる

短歌6首

愛すべき優しすぎるばかどもよおれにももっとばかにならせろ おまえらはみんなばかだと叫びつつおのれがいっとうばかでありたい 「静かに」の標識見ると田舎から出て来たいまも祖母に会いたく ぼくが幼いころ、祖母は豊中に住んでいて、滋賀に住むぼくたち一…

短歌(追記)

下に載せた、 扇風機きるよと言うと信じられないという顔でぼくを見るきみ という歌は、 yutagon24 氏の云っていたとおり、“そのまま”でおもしろみがないな と感じたので、詠みなおしてみる。扇風機きるなと云ってるきみの顔ぼくもなんだか暑くなったな 追記…

俳句3句

夏の夜に帽子はいらぬ風をこげ 茄子白飯〔しろめし〕持参し胡麻油〔ゆ〕かけて食う 雨の音部室で独り湯を沸かす

短歌2首

コーデュロイ暑さに耐えかねボタン・フライ諦めジップのチノパンを買う 鏡をば偏光フィルタを通して撮れば私が裂かれるそんな気がして

短歌2首

ぬばたまの暗室籠もり夜もすがらあけて目をさす朝の色かな 恋う人を知らぬ孤独の苦しさにきみに恋するふりをしてみる

短歌

友がため漫画の箱をあされども出でてくるのはわが悩みのみ

夢の生活の乖離

どうやら 夢の中の生活は ぼくからはなれていってしまうようだ もう1人のぼく かれによって いまやそれは生きられている 〈魂〉の生成!超越的な! もはやぼくには記述できそうもない

俳句(無季)

覚めて独り胸の底には残り酒

短歌

眠らぬ夜未〔ひつじ〕の木々に隠れらん朧月をば想いつつ喫む

俳句

怪談に怖怖怖〔ふふふ〕と嗤う宴あと

俳句(無季)

空色の記憶を銀にこめて撮る

短歌(改作)

そのままのきみを綺麗に撮りたくて魚眼レンズを傾けるぼく