2006-01-01から1ヶ月間の記事一覧

"Banco Del Mutuo Soccorso"

ここ1ヶ月程、以前にもましてCDの購入量が増えているのだが*1、その中で昨日届いたイタリアのバンド、バンコ・デル・ムトゥオ・スッコロソ*2のファースト・アルバムを是非紹介したいと思ったので、簡単に書くことにする。 まず度肝を抜くのがそのジャケット…

思想,哲学いくつかの思考の断片

世界は全体として一元的な存在でありながら、無数の部分として究極の多元性を有する。世界の部分としてある全てのものも、同様の性質を持つ。 理論は最終的には虚無主義〔ニヒリズム〕へと行きつく。そこから脱するためには、精神的な礎が必要である。 ユン…

哲学はダイアローグ的である。

昨日、地元の禅宗の寺の住職であり、市内の中学校(筆者の母校ではない)の美術教師でもあり、仏教的なベースに基づいた現代的な彫刻作品も発表されているS氏が、美術の講師をして欲しいとのことで、陶芸家である父を尋ねて来られた*1 *2。僕は彫刻や仏教に…

『HERO』

この記事は、一度間違って消してしまった記事を、もう一度書きなおしたものである。尚、元の記事には書かなかったが、この記事は昨日のABCによる地上波の放送を元に書かれている。 ストーリー*1やアクションに関しては、わざわざ語るべき部分は見当たらなか…

ライブドアの堀江貴文元社長はなぜ非難されたのか。

『東横インの西田憲正社長の発言はなぜ懸命でないのか。東横インの西田憲正社長の発言はなぜ憎めないのか。』で述べたことは、ライブドアの堀江貴文元社長にも応用できるだろう。 今回堀江社長が逮捕されたのは、実際に法を犯したからであるが、そのことが発…

東横インの西田憲正社長の発言はなぜ懸命でないのか。東横インの西田憲正社長の発言はなぜ憎めないのか。

東横イン不正改造問題に対する西田憲正社長の、どんなちっちゃな条例違反でも、違反は違反だから、軽く考えてはいけない。時速60キロ制限の道を67〜68キロで走ってもまあいいかと思っていたのは事実。これからは60キロの道は60キロできっちりと走ると肝に銘…

法と慣習

「東横インの西田憲正社長の発言はなぜ懸命でないのか。東横インの西田憲正社長の発言はなぜ憎めないのか。」を書きながら思いついた、法と慣習に関する考えを以下に書く。 法は絶対的なものであり犯してはならず、法に対し不満があるならばそれを改変する努…

藤原正彦 『国家の品格』

新聞の書評や、他ブログで紹介されていた本を図書館で見つけたので読んでみた。既に返却して(珍しく次に予約が入っていた)手元に本がなく、引用などもできないので、簡単に書くことにする。 細かいところを見て行くと色々と反論したい部分もあったが、全体…

ピンク・フロイド『狂気』は初心者向けか

最近とある友人*1にピンク・フロイドの『狂気』*2を薦めたのだが、彼が実際に購入して聴いてみたところの感想は、いまひとつ良く分からない、といった感じのものだった。それを読んで僕は、あることに気付き、少しばかりしまったと思った。このアルバムは果…

リンク・フリー(3)

リンクに関する記述について 「リンク・フリー」に関して何か書くのならば、「リンク・フリー」と明示することの是非に関しても、今まで議論し尽されてきたことではあるが、一応書いておいたほうが良いだろう。 このことに関しては、下でも簡単に触れたが、…

リンク・フリー(4)

リンク上等! 「リンク・フリー」について色々と調べているうちに、「ARTIFACT」に「リンク上等!」という興味深い記事があるのを見つけた。この記事において、儀礼的無関心対象サイト/当サイトはひっそりと運営しています。1000以上のアクセスのあるサイト…

リンク・フリー

意外と知られていないことだが(僕も比較的最近になって知った)、「リンク・フリー」という言葉は完全な和製英語であり、文法的にも間違った熟語である。この熟語を英語に直訳すると、「リンクから自由」つまり「どこからもリンクされていない」という意味…

リンク・フリー(2) ― 断片的な追記

とりあえずこのブログでは「フリー・トゥ・リンク」を使うことにする。 考えてみれば、日本語で「リンク自由」でも構わないと思うのだが、「このサイトはリンク自由です。」というのもなんとなく語感が悪いような気がする。まあ、単に「御自由にリンクして下…

不可能な図形

私が夢の中で見た図形は、不可能な図形であった ならばなぜ私は、それを見たといえるのだろうか その不可能性は 二次元においては可能であるが 三次元においては不可能である騙し絵のような 或いはユークリッド幾何学においては可能であるが 双曲幾何学や楕…

俳句(無季)

ごごげえと 鳴いた猫に 水を遣る

今後のこのブログに関して

最近更新頻度が大分低下してきたので、もう少し頻繁に更新できるようにしていきたいと思う。とりあえず、今後どのような記事を書いていこうか、という案を思い付くままに書いていくことにする。 書評 これに関しては今まで通りやっていきたいと思う。ただ、…

120cm

昨日自宅の隣の仕事場の積雪量を図ってみたら、凡そ120cmも積もっていることが分かった。今年の雪は凄い、ということはあちこちで言われているが、実際これだけの雪はここ(滋賀県高島市の山沿い)に越してきて9年近くの間、一度も体験したことがないだろう。…

あけでとうございます

とりあえず明けましたので御挨拶を。今年は都会に帰らず(祖母の家はそれぞれ神戸と京都なので、これで正しい)自宅での正月なので、いまひとつ正月らしさにかける部分はあるが、とりあえず初詣にも行ったし、雑煮も数の子も黒豆も食べたので、なんとか明け…