いくつかの思考の断片(2)

  • 気配を感じるだけ、といった程度の中途半端な霊感*1を持つよりも、霊の姿を見ることが出来るだけの強い霊感を持っていた方が、恐怖は少ないのではないだろうか。恐怖というものが、その存在(の可能性)は感知できるが、その本質を認識できないものに対して生じるものであると考えると、この考えは正しいだろう。
  • 私は、メタ的な視線を保つことによって、全てを受容するという方策によって、自らの周囲(物理的、精神的双方の意味で)の物事を整理しようと試みる。しかし、メタ的な視線を保ちきれない部分は少なからず存在し、それらの事物が私にとって脅迫となり、私を狂気じみた精神状態へと追いやろうとするのかもしれない。

*1:ここでは「霊感」が実際に、霊を捉えているものであるか否かということは問題としない。