こちらに改訂版を書いたのでそちらを参照下さい。
以下の考察はレイ氏(id:rayrole)とのメッセンジャー上での会話の中で思いついたものである。
- Otaku の各表記のイメージ
- おたくは冷めた熱中に本質を持つ
- オタクは収集と過剰な専門知識に本質を持つ(マニアの強化版)
- ヲタクはネタとしての「キモい」に本質を持つ
- Otaku の語を使用する際、普通はこれらの違いを意識しないのではないか、という問いが考えうるが、その点も
- 「おたく」の表記をわざわざ用いる人は、おたく論に明るく、おたくの「冷めた熱中」を認識していることが多い。
- 「オタク」の表記を用いる人はマニアの強化版ぐらいにしか考えていない場合が多い。
- 「ヲタク」の表記が用いられるのは、主にネタ的文脈である。
- ただし、「おたく」表記は「オタク」表記に侵食されつつある。
- 本来メディア的表記であった「オタク」が「おたく」層にもフィードバックされたためだろうか。
- 竹熊健太郎氏のいう「
浸透と拡散
」(『戦闘美少女の精神分析』をめぐる網状書評 発言5)の現れであるとも考えられる。
- これらの分類は、Otaku と呼ばれる対象ではなく、Otaku の語を用いる主体の認識による。
関連ウェブ・ページ
- F*** o* F*** [別窓] (レイ氏)
- 『戦闘美少女の精神分析』をめぐる網状書評 発言5 [別窓] (hiroki azuma portal [別窓] / 東浩紀氏)