なんか色々バランスが崩れかかっていたけれども、キャラクターのインフレーション等々を考慮すると、まあなんとか巧く纏めたといった印象。いや、やっぱり崩れてしまっているかもしれないが。
シリーズ全体の長さとしては妥当だと思われる。戯言遣いがこれ大きく以上変化することはなかっただろうし、これ以上続けてもマンネリに陥ってしまっていただろう。もう少し短くても良かったぐらいかもしれない。独特の文体も、最後の方になると少し食傷気味だったし。
最後に、戯言シリーズの中で好きな巻を挙げると、単独では『クビシメロマンチスト』、シリーズの一部として考えると『ヒトクイマジカル』あたりになるかと。
mixi 2006年7月5日