短歌8首

ああわれら大学生は傲慢だ 夜勤の人に共感覚

いま来れる人にアット・ランダムでメールを送る機能が欲しい

吸い殻の山に混じった褐色がおれの弱さを示すと思え

きみの住む街と同じ震度だね 独りの朝に揺り起こされて

地震震源地には知り合いはいませんでしたいませんでした

おっ、揺れた そう言うぼくを 嬉しげ と非難するきみなにが見えるの?

東の蒼穹に1つ穿たれた孔よりなにか来るとは思わず

その長文送るつもりはなかったの 徹夜明けなのにもう眠れない