2007-02-18 無題(改) 詩歌 雨戸を閉め切って一日中電気灯の部屋で 昼夜など私にとって意味を為さなくなる ただ トイレの窓がそれを教えてくれるのみで私はその窓の闇を恐れる そこから少女の姿を装った魍魎が覗き込み 私を絶望させるのではないかという妄想によってああ 私にとって少女の心像は 常に死という名の永遠の虚構としての救いを象徴し 私に甘美を帯びた絶望を抱かせる妄想が 失ったはずの現実の振りをして私を脅かし 私をあちら側に連れ去ろうとしているようだ たとえどれだけ恐怖に急き立てられようとも 私は絶望を排泄できない